令和3年度 病院指標
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 23 | 70 | 209 | 217 | 493 | 702 | 1002 | 1844 | 2127 | 761 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160690XX02XXXX | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 経皮的椎体形成術 | 186 | 20.84 | 18.58 | 0.03 | 81.69 | |
070343XX01X0XX | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし | 158 | 13.26 | 20.31 | - | 69.26 | |
010010XX02X00X | 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 97 | 17.34 | 20.79 | 0.02 | 52.02 | |
010060X2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 96 | 15.24 | 15.57 | - | 74.13 | |
010060X2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 87 | 18.84 | 15.63 | 0.02 | 72.15 |
脳神経外科では、脳梗塞、くも膜下出血、未破裂脳動脈瘤、脳腫瘍、顔面けいれん、三叉神経痛、脊髄疾患などの治療を行っております。脊髄センターの併設も有り、脊椎脊髄疾患に対する外来診療を担当しています。手足のしびれ、痛み、脱力、腰痛、歩行困難などでお悩みの方はお気軽にご相談下さい。保存的治療に重点をおいていますが、無効な場合には顕微鏡下での低侵襲手術を積極的に行っています。救急医療では多くの急性期脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、頭部外傷の患者さんが搬入され、急性期の治療を行っています。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160X001XXXX | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 45 | 4.44 | 4.74 | - | 71.51 | |
060100XX01XXXX | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 40 | 2.80 | 2.65 | - | 65.95 | |
060330XX02XXXX | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 29 | 4.79 | 6.25 | - | 61.21 | |
060150XX99XX0X | 虫垂炎 手術なし 定義副傷病 なし | 27 | 6.81 | 7.31 | - | 42.96 | |
060210XX99000X | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 23 | 11.43 | 9.00 | 0.09 | 65.96 |
当科では大学病院で専門領域の診療を経験した医師が最新の技術、知識をもって診療にあたっており、内科、放射線科、麻酔科、薬剤科、栄養管理科、看護部といった多職種と協力して、より良い医療を提供できるように心がけています。また、理学療法や嚥下、呼吸を含めた周術期のリハビリも充実しており、患者さんの合併症のない早期回復に努めています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800XX01XXXX | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 123 | 28.78 | 25.32 | 0.05 | 84.13 | |
070230XX01XXXX | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 20 | 22.10 | 23.02 | - | 74.70 | |
160760XX97XX0X | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし | 20 | 6.00 | 4.99 | 0.05 | 63.35 | |
160700XX97XX0X | 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 定義副傷病 なし | 17 | 3.24 | 5.99 | - | 53.94 | |
160620XX01XXXX | 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 | 14 | 9.36 | 13.52 | - | 37.43 |
整形外科では、骨折や靱帯断裂などのけが、変形性膝関節症や変形性股関節症などの慢性疾患、関節リウマチ、骨粗鬆症を診療します。変形性膝関節症や変形性股関節症などの慢性疾患に対しては、炎鎮痛剤やリハビリテーションなどの保存治療、手術治療を行っています。
形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
140140XXXXXXXX | 口蓋・口唇先天性疾患 | 36 | 8.25 | 8.84 | - | 39.19 | |
020230XX97X0XX | 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし | 29 | 2.03 | 2.94 | - | 63.52 | |
070010XX970XXX | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし | 15 | 5.13 | 4.66 | - | 45.73 | |
080010XXXX0XXX | 膿皮症 手術・処置等1 なし | - | - | - | - | - | |
070010XX010XXX | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1 なし | - | - | - | - | - |
形成外科は、手術をはじめさまざまな技術を駆使して、見た目の美しさの復元を試み、機能的にも正常な状態へ回復させることを日常業務としています。診療を通じて、患者さんの生活の質の向上に貢献し、治療を受けた方が自信を取り戻し笑顔で社会生活を送れるよう、努めていきたいと考えています。顔のケガや骨折、唇顎口蓋裂などの先天異常、続発性の眼瞼下垂等、長期臥床による褥瘡及び閉塞性動脈疾患での悪化による壊疽等の多種にわたる治療を行っております。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110XX97XXX0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 330 | 1.70 | 2.71 | - | 77.57 | |
020110XX97XXX1 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 | - | - | - | - | - | |
020220XX97XXX0 | 緑内障 その他の手術あり 片眼 | - | - | - | - | - |
白内障や正常眼圧緑内障などの経過観察、治療が中心です。高齢者の患者さんも多く、他科との連携で眼科疾患について幅広く診療、治療をしています。10件未満の症例は、 ‐ (ハイフン)で表示しておりますが、是非ご相談ください。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030350XXXXXXXX | 慢性副鼻腔炎 | 12 | 5.67 | 6.47 | - | 65.33 | |
100020XX010XXX | 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1 なし | - | - | - | - | - | |
010120XX97XXXX | 特発性(単)ニューロパチー その他の手術あり | - | - | - | - | - |
耳・鼻・のどの病気について耳鼻咽喉科領域一般の外来診療はもちろん、甲状腺や唾液腺など頭頸部の腫瘍に関して専門的な診療を行っております。「手術をする耳鼻咽喉科・頭頸部外科」として、唾液腺腫瘍や甲状腺腫瘍に対する切除術はもとより、咽喉頭腫瘍手術、内視鏡下鼻内手術(鼻中隔彎曲症、副鼻腔炎)も積極的に行っております。10件未満の症例は、 ‐ (ハイフン)で表示しておりますが、是非ご相談ください。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080XX991XXX | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり | 28 | 3.39 | 2.50 | - | 73.89 | |
110070XX03X0XX | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし | 25 | 6.28 | 7.02 | - | 73.60 | |
110200XX02XXXX | 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 | 13 | 5.54 | 8.23 | - | 75.77 | |
11012XXX020X0X | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし | 11 | 3.36 | 5.56 | - | 60.91 | |
110310XX99XXXX | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 10 | 13.20 | 13.14 | 0.10 | 78.90 |
前立腺がんをはじめ、尿路悪性腫瘍における血液、組織、内視鏡、画像等の一般検査に加え、PET-CTによる病期評価を行っています。腎腫瘍、副腎腫瘍などを対象に腹腔鏡下手術も行っています。患者さんの状態や希望に応じて、非侵襲的・低コストな治療から一般手術・内視鏡手術、薬物療法、放射線治療、関連施設での高度先進医療である粒子線治療まで幅広い治療オプションをご提案いたします。症例によっては日帰り手術にも応じますので、外来にてご相談ください。
婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120060XX02XXXX | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 43 | 5.23 | 6.04 | - | 42.42 | |
120070XX02XXXX | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 | 43 | 4.93 | 6.11 | - | 36.49 | |
120090XX97XXXX | 生殖器脱出症 手術あり | 14 | 5.00 | 8.31 | - | 72.93 | |
120220XX01XXXX | 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 | 10 | 2.00 | 2.87 | - | 39.90 | |
11013XXX04XXXX | 下部尿路疾患 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術等 | - | - | - | - | - |
当院婦人科部門は、一般的な良性疾患のみならず、不妊症や更年期症状についても対応いたします。腹腔鏡下手術は、数カ所の小さな傷から腹腔内を観察し、モニターに映し出された画像を見ながら行う手術方法です。拡大鏡のメリットを生かした精細な治療ができることと、患者さんへの負担が少なくなることが指摘されていますが、一方、経験や修練が必要な技術とも言われています。腹腔鏡下手術を、経験豊富な術者のもとに導入いたします。
呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040110XXXXX0XX | 間質性肺炎 手術・処置等2 なし | 19 | 25.26 | 18.42 | 0.05 | 70.47 | |
040150XX99X0XX | 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術なし 手術・処置等2 なし | - | - | - | - | - | |
040040XX9900XX | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | - | - | - | - | - |
呼吸器感染症、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、間質性肺炎、肺がんなど呼吸器疾患は多岐にわたります。通常の肺炎、気管支炎の他に、結核・非結核性抗酸菌症、肺真菌症などの呼吸器感染症診療も行っております。慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息に関しては吸入療法を中心にガイドラインに準拠した治療を行っています。難治性喘息に関しては生物学的製剤の使用も検討します。肺がんなどの悪性腫瘍に対しては、呼吸器外科、放射線治療科とも連携を取りながら治療にあたります。10件未満の症例は、 ‐ (ハイフン)で表示しておりますが、是非ご相談ください。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050XX0200XX | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし | 187 | 4.52 | 4.36 | - | 71.94 | |
050050XX9910XX | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし | 112 | 2.55 | 3.06 | - | 72.94 | |
050170XX03000X | 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 103 | 6.88 | 5.32 | 0.04 | 76.87 | |
050130XX9900XX | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 81 | 21.46 | 17.35 | 0.09 | 86.13 | |
050050XX9920XX | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし | 81 | 2.10 | 3.27 | - | 71.60 |
心臓血管センターでは、高血圧、急性・慢性心不全、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、不整脈、心筋症、心臓弁膜症、閉塞性動脈硬化症などの様々な心疾患や血管疾患を対象に診療に当たっており、心臓血管外科とともに手術も含めて診療を行っております。また、「ハートライン」を設け、緊急対応を行い治療に当たっております。当院は、循環器センター開設時から心血管や下肢動脈に対するカテーテル治療を得意としており、心疾患に対して幅広く高度医療を提供できるよう努力しております。
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100XX01XXXX | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 125 | 2.38 | 2.65 | - | 68.03 | |
060340XX03X00X | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 40 | 9.28 | 9.21 | - | 77.45 | |
060102XX99XXXX | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 21 | 8.71 | 7.70 | - | 63.67 | |
060380XXXXX00X | ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 21 | 5.10 | 5.53 | - | 38.05 | |
040081XX99X0XX | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 18 | 22.35 | 20.57 | - | 86.96 |
消化器(食道・胃・大腸など)と肝臓、胆嚢、膵臓の疾患を中心に、身体状況と生活の質を考えた診断治療を専門的に行っています。消化器内科・外科病棟が同じフロアに配置されており、内科・外科で連携して、標準化された適切な治療を行っています。内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術は年間で100件以上施行されています。
当院の上部内視鏡検査では、経鼻あるいは経口内視鏡を用い、患者さんの希望に応じて鎮静剤を使用しながら、痛みのないように検査を行っております。また、大腸内視鏡検査も、苦痛のないように患者さんの希望に応じて鎮静剤を用いながら安全に検査を行っており、細径の内視鏡、処置用の内視鏡、拡大観察用の内視鏡などを適宜使い分けています。
糖尿病内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10007XXXXXX1XX | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり | 60 | 12.83 | 14.41 | 0.02 | 67.03 | |
110310XX99XXXX | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 23 | 16.27 | 13.14 | 0.09 | 86.22 | |
050050XX0200XX | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし | 21 | 4.52 | 4.36 | - | 71.94 | |
040081XX99X0XX | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 20 | 22.35 | 20.57 | 0.45 | 86.96 | |
050050XX9910XX | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし | 23 | 2.55 | 3.06 | - | 72.94 |
糖尿病は糖尿病細小血管合併症(網膜症、腎症、神経障害)および動脈硬化性疾患(狭心症、心筋梗塞、脳卒中、壊疽など)を引き起こします。糖尿病による合併症を起こさないためにも、生涯にわたる血糖コントロールが大切です。大切な食事療法について丁寧にご相談します。眼科、循環器内科、脳神経外科、形成外科などの関係各科とも協力して治療にあたります。食事や運動、薬物治療の組み合わせにより、患者さんの状況に合わせた血糖コントロールを行い、糖尿病合併症の発症や進展を抑えることを目標としています。
脳神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 12 | 22.35 | 20.57 | 0.17 | 86.96 | |
010110xxxxx4xx | 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり | - | - | - | - | - | |
010090xxxxx0xx | 多発性硬化症 手術・処置等2なし | - | - | - | - | - |
脳神経内科は脳、脊髄、末梢神経、筋肉などに生じたさまざまな障害を診断・治療する専門診療科です。これらの障害でみられる症状として頭痛、めまい、手足のしびれ、脱力、ふるえ、ふらつき、もの忘れなどがあり、このような症状がみられる時には脳神経内科の受診をお勧めします。10件未満の症例は、 ‐ (ハイフン)で表示しておりますが、是非ご相談ください。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 20 | 4 | 5 | 1 | 1 | 19 | 1 | 8 |
大腸癌 | 11 | 16 | 17 | 16 | 1 | 69 | 1 | 8 |
乳癌 | 7 | 4 | 1 | 2 | - | 2 | 1 | 8 |
肺癌 | 12 | 3 | 4 | 8 | - | 38 | 1 | 8 |
肝癌 | 2 | 1 | 1 | - | - | 25 | 1 | 8 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【定義】2020年4月~2021年3月に退院をされた患者さんを対象に集計。同じ患者さんでの複数回の入院も集計の数に含まれています。患者数は延患者数で集計しております。
【解説】患者数としては大腸癌が最も多く、次に肺癌となっています。当院では5大癌を含め、脳神経外科・消化器内科・外科・呼吸器科・泌尿器科・婦人科・耳鼻咽喉科等の内視鏡的治療・腹腔鏡的治療・手術・抗がん剤治療・放射線治療など患者さんに合わせた治療法で行っております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 49 | 76.96 | 21.18 |
重症 | 13 | 89.46 | 23.69 |
超重症 | 15 | 88.73 | 34.47 |
不明 | - | - | - |
【定義】集計期間に退院した患者さん、成人と15歳以上の患者さんを対象として指します。市中肺炎とは普段の生活の中で羅患した肺炎を指します。重症度は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPスコア)により分類しています。
【参考】 A-DROPスコア
A:男性70歳以上、女性75歳以上
D:BUN21dL以上または脱水あり
R:酸素飽和度90%以下
O:意識障害 (肺炎に由来する)
P:血圧(収縮期)90mmHg以下
【解説】症例数では重症度に伴い平均年齢・平均在院日数が年齢と共に長期化する傾向にあります。本年度は平均年齢が80歳代が中心になっており、全体での平均在院日数が約27日と前年度に比べると長期化していることがわかります。
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 643 | 48.61 | 74.5 | 0.09 |
その他 | 17 | 34.29 | 75.64 | - |
【定義】医療資源を最も投入した脳梗塞の患者さんが対象になります。上記、疾病の発症からの3日以内とその他に分類されています。
【解説】当院では9割以上の患者さんが発症から3日以内に治療を開始しています。迅速に治療を開始することにより、早期にリハビリテーションを行い早期離床が可能になります。併設の回復期リハビリテーション病棟に移行し、在宅・日常生活への障害を軽減できます。当院以外での継続リハビリテーション・療養に関しての転院はソーシャルワーカーが患者さんのご希望に添えるようお手伝いをさせていただきます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 364 | 9.04 | 31.13 | 0.05 | 80.85 | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) | 312 | 6.01 | 8.16 | 0.07 | 73.34 | |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) | 85 | 1.92 | 3.41 | - | 68.44 | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) | 48 | 0.00 | 16.42 | - | 70.06 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) | 41 | 3.49 | 22.32 | - | 82.85 |
心臓血管センターでは、高血圧、急性・慢性心不全、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、不整脈、心筋症、心臓弁膜症、閉塞性動脈硬化症などの様々な心疾患や血管疾患を対象に診療に当たっております。また心臓血管外科とともに手術も含めて診療を行っております。循環器内科医8名のうち、循環器専門医が5名、心臓血管治療専門医が4名、不整脈専門医が2名であり、専門性の高い医療を提供できるようスタッフの充実化を図っております。循環器センター開設時から心血管や下肢動脈に対するカテーテル治療を得意としております。不整脈治療件数も増加しており、心疾患に対して幅広く高度医療を提供できるよう努力しております。救急体制では東京都CCUネットワーク(重症心疾患に対する東京都救急ネットワーク)の参加施設として、多くの心疾患救急患者さんに対して日々加療を行っております。
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | 151 | 0.14 | 1.16 | - | 68.29 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 74 | 2.55 | 11.69 | 0.03 | 77.65 | |
K682-3 | 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) | 38 | 3.05 | 13.13 | - | 78.53 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 34 | 5.50 | 11.32 | 0.12 | 78.29 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) | 34 | 1.68 | 10.94 | - | 76.26 |
消化器(主に食道・胃・大腸)と肝臓、胆嚢、膵臓疾患を中心に診断治療を専門的に行っております。上部内視鏡検査では、経鼻あるいは経口内視鏡を用い、患者さんの希望に応じて鎮静剤を使用しながら、痛みのないように検査を行っております。また、大腸内視鏡検査も、苦痛のないように患者さんの希望に応じて鎮静剤を用いながら安全に検査を行っており、細径の内視鏡、処置用の内視鏡、拡大観察用の内視鏡などを適宜使い分けています。上部・下部内視鏡検査で病変があった方には色素観察・拡大観察や生検検査を追加して詳しく診断を行い、内視鏡治療が可能な早期病変に対しては、内視鏡治療が可能な早期病変に対しては、内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行っております。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | 59 | 3.31 | 3.78 | - | 65.37 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 53 | 1.23 | 4.47 | - | 62.91 | |
K6335 | ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) | 37 | 1.00 | 2.41 | - | 73.00 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 31 | 10.81 | 15.19 | - | 73.52 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 19 | 1.05 | 4.74 | - | 68.95 |
消化管腫瘍等に対しては消化器内科と連携し、内視鏡治療では根治が不十分な場合は追加切除として腹腔鏡手術を行っています。良性疾患から悪性疾患まで、一般・消化器外科領域すべての疾患に対応しています。当科では機能温存、低侵襲手術を常に心掛け、傷が小さく体に負担の少ない腹腔鏡手術も積極的に取り入れております。
腹腔鏡手術では、炭酸ガス(CO2)でお腹を膨らませてお腹の中に手術する空間を作り、5~12mmの小さな傷から入れた腹腔鏡、鉗子を用いて手術を行います。腹腔鏡手術は従来の開腹手術に比べ、(1)術後の痛みが少ない、(2)術後の回復が早い、(3)傷が小さい、(4)術野を拡大して細かい血管や神経を温存できる、という利点があり、近年の多くの消化器外科の手術で標準治療となっています。当科では、全体の約80-90%の症例を腹腔鏡手術で行っております。
心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5944イ | 不整脈手術(左心耳閉鎖術)(開胸手術によるもの) | 23 | 19.43 | 19.30 | 0.17 | 73.87 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) | 18 | 39.78 | 34.33 | - | 73.22 | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) | 16 | 27.00 | 77.63 | - | 76.50 | |
K5551 | 弁置換術(1弁のもの) | 15 | 14.60 | 43.13 | - | 74.73 | |
K5612イ | ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) | 13 | 4.69 | 19.54 | 0.08 | 67.85 |
心臓病と血管病の手術の必要な患者さんに治療を行っております。心疾患・心不全・不整脈・動脈瘤など手術の適用は多岐にわたり患者さんの症状や病態に応じて治療を行います。心臓手術では一般的に、5~8cm程度の皮膚切開で右開胸(あるいは左開胸)を行い、片方の肺をしぼめて心臓にアプローチする方法(MICS法)、ここでいう開胸とは、肋骨と肋骨の間を切開するという意味になります。通常、心臓手術は古典的にも現代でも、胸骨正中切開と呼ばれる胸の真ん中を縦切りにして行うのがスタンダードです。短い小皮膚切開の開胸で、前胸部の真ん中の骨を切らないMICS法は、感染や出血が少ない傾向にあることと、術後の離床が早く、退院までの期間が短い傾向にあります。患者さんの病状にあわせて手術術式をご提案しています。当科でのMICS適応範囲は、僧帽弁手術(大動脈弁手術を併行しない)、大動脈弁置換手術(僧帽弁手術を併行しない)、三尖弁手術、心臓腫瘍の一部、心房中隔欠損症手術です。適応範囲を正しく限定し、治療選択肢のひとつとして患者さんに誠意を持って提示するべきで、当科ではあらかじめ十分に手術の説明をさせていただきます。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 147 | 8.18 | 37.78 | 0.02 | 83.81 | |
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 100 | 7.44 | 41.97 | 0.06 | 85.27 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) | 44 | 2.27 | 6.93 | 0.02 | 67.34 | |
K0821 | 人工関節置換術(膝) | 38 | 4.21 | 30.26 | - | 75.97 | |
K0461 | 骨折観血的手術(上腕) | 29 | 3.72 | 9.34 | 0.07 | 66.34 |
骨折・捻挫など四肢の外傷、骨粗しょう症、変形性関節症などの変性疾患などを中心に診療しています。高齢者に多く見られる大腿骨骨折の疾患や変形膝関節症の手術を多く行っています。術後早期からのリハビリを開始して離床をすすめています。
形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4262 | 口唇裂形成手術(片側)(口唇裂鼻形成を伴う場合) | 34 | 0.94 | 5.35 | - | 36.15 | |
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | 39 | 0.00 | 1.03 | - | 64.69 | |
K0063 | 皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上,12㎝未満) | - | - | - | - | - | |
K0301 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) | - | - | - | - | - | |
K427 | 頬骨骨折観血的整復術 | - | - | - | - | - |
形成・美容外科センター及び口唇口蓋裂センターを設け、体の表面を中心とし、頭から足の先まで全身のあらゆる部位を治療対象としています。顔のケガの骨折、唇顎口蓋裂などの先天疾患、続発性の眼瞼下垂等手術など幅広く対応しております。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K142-4 | 経皮的椎体形成術 | 323 | 10.24 | 26.94 | 0.02 | 82.15 | |
K1424 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(前方後方同時固定) | 174 | 2.45 | 15.05 | 0.01 | 70.92 | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) | 171 | 5.05 | 28.15 | 0.04 | 50.77 | |
K128 | 脊椎内異物(挿入物)除去術 | 128 | 1.77 | 7.80 | - | 69.74 | |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 78 | 0.51 | 73.62 | 0.13 | 71.22 |
脳血管内治療センターを設け脳梗塞、くも膜下出血、未破裂脳動脈瘤、脳腫瘍、顔面けいれん、三叉神経痛など脳血管障害を中心に適切な手術を幅広く行っています。併設で脊椎脊髄センターを設け腰椎脊柱管狭窄症・特発性側彎症・腰椎変性すべり症・腰椎分離すべり症・腰椎変性側彎症・腰椎変性後彎症などの各種脊柱変形などの手術治療を行っております。その他、手足のしびれ、痛み、脱力、腰痛、歩行困難などでお悩みの方はご相談下さい。救急医療では、多くの急性期脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、頭部外傷の患者さんが搬入され、急性期の治療を行っています。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) | 406 | 0.06 | 0.75 | - | 77.42 | |
K2682 | 緑内障手術(流出路再建術) | - | - | - | - | - | |
K2822 | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない場合) | - | - | - | - | - |
当院では白内障、正常眼圧緑内障、糖尿病網膜症、結膜炎、網膜静脈分岐閉塞症、その他黄斑部疾患、視神経疾患、神経眼科疾患など高齢者の患者さんも多く、他科との連携で眼科疾患について幅広く診療、治療をしています。白内障に対する水晶体再建術を主に行い、片眼の入院期間が日帰り・1泊と短期の退院で行っています。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 44 | 1.05 | 8.39 | 0.05 | 62.98 | |
K783-3 | 経尿道的尿管ステント抜去術 | 32 | 2.84 | 11.38 | 0.03 | 62.72 | |
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) | 27 | 1.30 | 4.30 | - | 73.19 | |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) | 19 | 1.32 | 9.84 | - | 58.89 | |
K841-21 | 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの) | 15 | 0.87 | 4.20 | - | 75.27 |
前立腺がんをはじめ、尿路悪性腫瘍における血液、組織、内視鏡、画像等の一般検査に加え、PET-CTによる病期評価を行っています。腎腫瘍、副腎腫瘍などを対象に腹腔鏡下手術も行っています。患者さんの状態や希望に応じて、非侵襲的・低コストな治療から一般手術・内視鏡手術、薬物療法、放射線治療、関連施設での高度先進医療である粒子線治療まで幅広い治療オプションをご提案いたします。症例によっては日帰り手術にも応じますので、ご相談ください。
婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) | 65 | 1.00 | 3.00 | - | 36.52 | |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 | 29 | 1.00 | 3.07 | - | 48.21 | |
K872-2 | 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 | 25 | 1.00 | 3.24 | - | 39.96 | |
K865-2 | 腹腔鏡下仙骨腟固定術 | 14 | 1.00 | 3.00 | - | 70.64 | |
K872-32 | 子宮内膜ポリープ切除術(その他のもの) | 13 | 0.00 | 1.00 | - | 41.62 |
子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣のう腫・骨盤臓器脱など良性疾患の治療を行っています。主に身体に負担のかからない、腹腔鏡手術が行われています。腹腔鏡下手術は、数カ所の小さな傷から腹腔内を観察し、モニターに映し出された画像を見ながら行う手術方法です。拡大鏡のメリットを生かした精細な治療ができること、患者さんへの負担が少なくなることです。一般的な良性疾患のみならず、不妊症や更年期症状についても対応いたします。
耳鼻咽喉科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K347-5 | 内視鏡下鼻腔手術1型(下鼻甲介手術) | 37 | 1.05 | 3.54 | - | 57.08 | |
K347 | 鼻中隔矯正術 | 17 | 1.00 | 3.53 | - | 56.94 | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 13 | 1.15 | 3.54 | - | 67.15 | |
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | - | - | - | - | - | |
K4611 | 甲状腺腫摘出術(片葉のみの場合) | - | - | - | - | - |
耳・鼻・のどの病気について耳鼻咽喉科領域一般の外来診療はもちろん、甲状腺や唾液腺など頭頸部の腫瘍に関して専門的な診療を行っております。幅広い疾患、手術にも対応でき、唾液腺腫瘍や甲状腺腫瘍に対する切除術はもとより、咽喉頭腫瘍手術、内視鏡下鼻内手術(鼻中隔彎曲症、副鼻腔炎)も積極的に行っております。症状や病態に応じて適切な治療・検査・手術を行えるよう対応しております。
呼吸器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) | 21 | 2.95 | 3.81 | - | 40.19 | |
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) | - | - | - | - | - | |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | - | - | - | - | - |
肺がん(原発性、転移性)をはじめ、呼吸器外科疾患全般(気胸、膿胸、縦隔疾患、手掌多汗症など)を対象に診断から治療まで行っています。肺がんは患者数が年々増加傾向にあり、治療法の選択肢も広がっています。現在では外科切除を受けた肺がん患者さんの5年生存率は69.9%と、約7割の患者さんが5年以上生存できるようになりました。胸腔鏡手術の発達により肺がんに対する低侵襲手術(からだにやさしい手術)が可能となりました。手術の安全性が改善されたことから対象の患者さんが広がり、高齢・合併疾患保有者などリスクの高い患者さんに対しても安全に手術が行えるようになりました。併設で気胸センターを設け、目的は、気胸に対する、より安全で低侵襲な治療法を確立することです。特に高齢者に多い自然気胸は、肺気腫をベースに発症する気胸です。痛みきった肺に起こることから治療が難しく、難治性気胸とも呼ばれています。このような患者さんは合併疾患も多く、手術が難しいとされています。当センターではこのような患者さんに対する安全でからだにやさしい手術を開発し、実施しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 4 | - |
異なる | 14 | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 9 | - |
異なる | 12 | - | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 1 | - |
異なる | 1 | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 35 | - |
異なる | 6 | - |
播種性血管内凝固症候群(DIC)は肺炎や感染症の疾患から合併して発症。敗血症・真菌感染症なども肺炎、尿路感染症などの感染・炎症から合併して発症。手術や処置後の合併症は術後の創部感染・縫合不全などの傷からが多く、入院契機同一では、術後退院してからの再入院での症例が多くみられます。当院では、術後の合併症に関しては細心の注意を払い管理をおこなっています。
更新履歴
- 2022.09.30
- 公開
【定義】2020年4月~2021年3月に退院をされた患者さんの人数を10歳刻みの年齢階級別に集計しています。DPC算定病棟に入院された患者さんが対象であり、回復期リハビリ病棟の患者さんは対象外となります。年齢は退院時の年齢で集計しています。
【解説】入院患者さんは80歳代が最も多く、昨年と比較すると40歳代・80歳代が1.5倍増え、20歳代の患者さんが1.7倍と幅広い年代構成になっております。入院患者さんの年齢では70歳以上が全体の60%以上を占めています。地域社会の高齢化を反映している事がわかります。