令和2年度 病院指標
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 20 | 46 | 188 | 195 | 355 | 569 | 719 | 1444 | 1328 | 493 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070343XX01X0XX | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし | 84 | 13.18 | 20.40 | 1.94 | 69.60 | |
010040X099000X | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 83 | 18.82 | 18.86 | 0.13 | 66.00 | |
160690XX02XXXX | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 経皮的椎体形成術 | 66 | 20.82 | 18.87 | 0.04 | 80.20 | |
010060X2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 62 | 16.68 | 15.64 | 0.04 | 67.70 | |
070343XX97X0XX | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2 なし | 51 | 7.47 | 16.10 | - | 70.70 |
脳血管内治療・脊髄疾患が多く、脊椎脊髄センターの併設もあることから多種の手術を行っています。リハビリ科との連携をとり、早い時期からのリハビリで早期離床を目指します。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110XX97XXX0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 174 | 1.96 | 2.76 | - | 76.40 | |
020110XX97XXX1 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 | - | - | 4.95 | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
白内障・緑内障等の眼球自体の病気が最も多く、地域性もあり高齢者対象となる疾患が多く見られます。
形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
140140XXXXXXXX | 口蓋・口唇先天性疾患 | 24 | 7.62 | 9.33 | - | 31.50 | |
080010XXXX0XXX | 膿皮症 手術・処置等1 なし | 20 | 12.55 | 12.87 | 0.06 | 68.50 | |
160200XX0200XX | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 18 | 6.83 | 5.28 | - | 35.70 | |
020230XX97X0XX | 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし | 16 | 2.19 | 3.07 | - | 62.40 | |
070010XX970XXX | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし | - | - | 4.76 | - | - |
顔のケガや骨折、唇顎口蓋裂などの先天異常、続発性の眼瞼下垂等、多岐にわたる治療を行っています。長期臥床による褥瘡及び閉塞性動脈疾患での悪化による壊疽等の治療も行っています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800XX01XXXX | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 49 | 34.20 | 25.09 | 0.06 | 87.40 | |
160760XX97XX0X | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし | 27 | 4.19 | 5.18 | - | 68.60 | |
160620XX01XXXX | 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等 | 19 | 9.58 | 17.59 | - | 41.20 | |
160700XX97XX0X | 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 定義副傷病 なし | 19 | 3.79 | 6.19 | - | 50.50 | |
160720XX01XXXX | 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 | 15 | 12.00 | 15.03 | 0.06 | 74.50 |
骨折や変形疾患などの多くの疾患に対応しています。早期リハビリを行い回復に向けて治療を行っています。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310XX99XXXX | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 24 | 15.75 | 13.00 | 0.07 | 82.10 | |
110080XX991XXX | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり | 18 | 2.83 | 2.54 | - | 73.50 | |
11012XXX020X0X | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし | 16 | 4.43 | 5.67 | - | 59.90 | |
110200XX02XXXX | 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 | 16 | 9.25 | 8.52 | - | 72.50 | |
110070XX03X0XX | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし | 15 | 9.40 | 7.13 | - | 78.10 |
前立腺、膀胱などの検査・手術等の治療を行っています。前立腺生検の検査等も必要に応じて行っています。
呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081XX99X0XX | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 16 | 32.38 | 20.51 | 0.02 | 84.88 | |
040190XX99XXXX | 気胸 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 14 | 14.86 | 9.18 | - | 79.00 | |
040040XX99040X | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし | 14 | 18.73 | 9.42 | - | 71.10 | |
040040XX9900XX | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 12 | 21.67 | 13.30 | 0.02 | 80.08 | |
040110XXXXX0XX | 間質性肺炎 手術・処置等2 なし | 11 | 29.73 | 18.61 | 0.07 | 71.18 |
喘息や、長引く咳などの疾患、腫瘍等は呼吸器外科との連携をとり治療を行っています。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050XX0200XX | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし | 167 | 4.22 | 4.44 | - | 73.00 | |
050050XX9910XX | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし | 117 | 2.44 | 3.07 | - | 70.89 | |
050170XX03000X | 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 95 | 5.52 | 5.43 | - | 79.68 | |
050130XX9900XX | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 73 | 18.84 | 17.23 | 0.11 | 87.14 | |
050050XX9920XX | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし | 67 | 2.28 | 3.26 | - | 71.64 |
狭心症・心筋梗塞・虚血性心疾患・閉塞性動脈疾患などの治療、検査を行っています。循環器内科直通の専用TEL「ハートライン」を設け、緊急対応・治療に当たっています。
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100XX01XXXX | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 91 | 3.35 | 2.66 | 0.02 | 67.40 | |
060340XX03X00X | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 41 | 8.56 | 9.53 | - | 73.29 | |
110310XX99XXXX | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 29 | 17.38 | 13.00 | - | 72.16 | |
060102XX99XXXX | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 25 | 8.40 | 7.74 | 0.11 | 83.62 | |
060380XXXXX00X | ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 14 | 8.50 | 5.86 | 0.02 | 43.86 |
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術は年間で100件以上施行されています。消化管全般の治療を行っています。消化器内科以外の手術に関しては外科との連携にて施行されています。
婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120060XX02XXXX | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 37 | 4.70 | 6.10 | - | 42.10 | |
120070XX02XXXX | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 | 25 | 4.92 | 6.16 | - | 36.20 | |
120090XX97XXXX | 生殖器脱出症 手術あり | 19 | 5.05 | 8.43 | - | 72.80 | |
120220XX01XXXX | 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 | 10 | 2.00 | 2.93 | - | 39.30 | |
12002XXX02X0XX | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2 なし | - | - | 3.11 | - | - |
子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣のう腫・骨盤臓器脱など良性疾患を主に治療を行っています。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160X001XXXX | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 40 | 5.85 | 4.86 | - | 71.50 | |
060100XX01XXXX | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 27 | 2.59 | 2.66 | - | 69.70 | |
060035XX010X0X | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし | 18 | 19.94 | 16.19 | - | 73.30 | |
060335XX02000X | 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 15 | 6.40 | 7.23 | - | 62.80 | |
060150XX03XXXX | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 14 | 2.64 | 5.44 | - | 37.30 |
消化器内科と連携をとり、腫瘍の早期発見・内視鏡下手術・開腹手術等、患者さんにあった治療を行っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030350XXXXXXXX | 慢性副鼻腔炎 | 16 | 5.75 | 6.71 | - | 62.80 | |
100020XX010XXX | 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1 なし | - | - | 8.50 | - | - | |
030340XXXXXXXX | 血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> | - | - | 5.86 | - | - | |
03001XXX0100XX | 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | - | - | 13.68 | - | - | |
010120XX97XXXX | 特発性(単)ニューロパチー その他の手術あり | - | - | 14.83 | - | - |
耳・鼻・口・のど・頭頸部の疾患及び腫瘍の手術を行っています。症状や病態に応じて適切な治療・検査・手術を行えるよう対応しています。
糖尿病・代謝内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10007XXXXXX1XX | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり | 49 | 16.55 | 13.33 | 0.06 | 65.63 | |
040081XX99X0XX | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 12 | 29.91 | 20.51 | 0.02 | 88.16 | |
100040XXXXX00X | 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 13.33 | - | - | |
10007XXXXXX0XX | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 なし | - | - | 11.26 | - | - | |
10008XXXXXX1XX | その他の糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり | - | - | 18.87 | - | - |
糖尿病は細小血管合併症(網膜症、腎症、神経障害)や動脈硬化性疾患(狭心症、心筋梗塞、脳卒中、壊疽)等の合併症を引き起こします。血糖コントロール等を他科と連携し、治療を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 12 | 2 | 5 | 1 | - | 9 | 1 | 8 |
大腸癌 | 13 | 10 | 10 | 5 | 2 | 58 | 1 | 8 |
乳癌 | 3 | 3 | 3 | 0 | - | 2 | 1 | 8 |
肺癌 | 13 | 6 | 5 | 11 | 1 | 36 | 1 | 8 |
肝癌 | 4 | 1 | - | - | - | 16 | 1 | 8 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【定義】2020年4月~2021年3月に退院された患者さんを対象に集計しています。同一患者での複数回の入院も集計の数に含まれています。患者数は延患者数で集計しております。
【解説】患者数としては大腸癌が最も多く、次に肺癌となっています。当院では5大癌を含め、脳神経外科・消化器内科・外科・呼吸器科・泌尿器科・婦人科・耳鼻咽喉科等の内視鏡的治療・腹腔鏡的治療・手術・抗がん剤治療・放射線治療等、患者さんに合わせた治療法を行っております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 34 | 18.8 | 83.1 |
重症 | 13 | 28.9 | 87.6 |
超重症 | 7 | 39.1 | 89.4 |
不明 | - | - | - |
【定義】集計期間に退院した患者さん、成人と15歳以上の患者さんを対象として指します。市中肺炎とは普段の生活の中で罹患した肺炎を指します。重症度は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPスコア)により分類しています。
【参考】 A-DROPスコア
A:男性70歳以上、女性75歳以上
D:BUN21mg/dL以上または脱水あり
R:酸素飽和度90%以下
O:意識障害(肺炎に由来する)
P:血圧(収縮期)90mmHg以下
【解説】症例数では重症度に伴い平均年齢・平均在院日数が年齢と共に長期化する傾向にあります。本年度は平均年齢80歳代が中心となっており、全体での平均在院日数が約24日と、前年度に比べると長期化していることがわかります。
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 346 | 53.5 | 75.6 | 0.67 |
その他 | 7 | 75.7 | 83 | 0.04 |
【定義】医療資源を最も投入した脳梗塞の患者さんを対象としています。疾病の発症からの3日以内とその他に分類されています。
【解約】当院では9割以上の患者さんが発症から3日以内に治療を開始しています。迅速に治療を開始することにより、早期にリハビリテーションを行い早期離床が可能となります。併設の回復期リハビリテーション病棟に移行し、在宅・日常生活への障害を軽減できます。当院以外での継続リハビリテーションや療養に関する転院は、ソーシャルワーカーが患者さんのご希望に添えるようお手伝いをさせていただきます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) | 163 | 2.85 | 3.94 | 0.02 | 72.82 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 131 | 2.92 | 5.48 | 0.06 | 80.14 | |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) | 47 | 2.91 | 2.77 | - | 69.00 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) | 26 | 4.50 | 16.04 | 0.04 | 81.73 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) | 25 | 0.12 | 13.20 | - | 63.04 |
心臓血管センター・循環器内科では心臓カテーテル治療を中心とし、心疾患や血管疾患を対象に治療に当たっています。迅速に高度医療が提供できる24時間対応の循環器専用電話「ハートライン」を設け、救急患者さんの受け入れの体制を整えています。
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | 90 | - | 1.20 | - | 68.01 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 28 | 2.61 | 9.43 | 0.06 | 75.18 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 20 | 2.50 | 8.10 | - | 72.65 | |
K6872 | 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴うもの) | 15 | 1.87 | 11.80 | - | 78.33 | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) | 12 | 0.08 | 2.00 | - | 63.33 |
消化器(主に食道・胃・大腸)と肝臓、胆嚢、膵臓疾患を中心に診断治療を専門的に行っています。上部・下部消化管内視鏡検査で病変があった場合、色素内視鏡や生検検査を行い、適宜、粘膜切除術(EMR)等も行っています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | 31 | 0.45 | 1.00 | - | 69.13 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 28 | 1.46 | 3.79 | - | 62.07 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 28 | 2.11 | 3.04 | - | 70.96 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 24 | 6.54 | 12.46 | - | 71.13 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 16 | 0.44 | 3.25 | - | 36.00 |
消化管腫瘍等に対しては消化器内科と連携し、内視鏡治療では根治が不十分な場合は追加切除として腹腔鏡手術を行っています。腹腔鏡手術は術後の痛みが少なく、術後の回復が早い、傷が小さいという利点があります。良性疾患から悪性疾患まで、一般・消化器外科領域すべての疾患に対応しています。
心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5612イ | ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) | 11 | 1.36 | 16.91 | 0.02 | 69.09 | |
K5601ニ | 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)(上行大動脈)(その他のもの) | - | - | - | - | - | |
K5522 | 冠動脈バイパス移植術(2吻合以上) | - | - | - | - | - | |
K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | - | - | - | - | - | |
K5602 | 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)(弓部大動脈) | - | - | - | - | - |
心臓病・血管病で手術の必要な患者さんに治療を行っております。心疾患・心不全・不整脈・動脈瘤など手術の適用は多岐にわたり、患者さんの症状や病態に応じて治療を行います。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0811 | 人工骨頭挿入術(肩、股) | 68 | 7.97 | 45.12 | 0.13 | 86.09 | |
K0461 | 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) | 63 | 5.63 | 10.37 | 0.02 | 74.47 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨) | 45 | 3.43 | 10.37 | - | 65.95 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕、下腿) | 23 | 0.92 | 1.09 | - | 44.37 | |
K069-3 | 関節鏡下半月板縫合術 | 17 | 0.59 | 8.12 | - | 40.82 |
高齢者や骨粗鬆症の患者さんに多く見られる大腿骨骨折の疾患や変形膝関節症の手術が上位となっています。骨・関節・筋肉などの運動外傷、疾病全般の治療を行っています。
形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4262 | 口唇裂形成手術(片側)(口唇裂鼻形成を伴う場合) | 15 | 0.93 | 6.00 | - | 29.73 | |
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | 14 | 0.00 | 1.00 | - | 62.79 | |
K333 | 鼻骨骨折整復固定術 | - | - | - | - | - | |
K0053 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4㎝以上) | - | - | - | - | - | |
K427 | 頬骨骨折観血的整復術 | - | - | - | - | - |
形成・美容外科センター及び口唇口蓋裂センターを設け、体の表面を中心に頭から足の先まで全身のあらゆる部位を治療対象としています。顔のケガの骨折、唇顎口蓋裂などの先天異常、続発性の眼瞼下垂手術等、幅広く対応しています。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K142-4 | 経皮的椎体形成術 | 112 | 11.00 | 29.10 | 0.09 | 81.16 | |
K1424 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(前方後方同時固定) | 73 | 3.77 | 14.67 | - | 71.36 | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) | 71 | 4.97 | 22.66 | 0.06 | 52.59 | |
K1421 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(前方椎体固定) | 42 | 2.52 | 24.81 | - | 69.71 | |
K128 | 脊椎内異物(挿入物)除去術 | 40 | 0.98 | 2.98 | - | 69.98 |
脳血管内治療センターを設け、頚動脈狭窄症・脳動脈瘤・脳梗塞等の脳血管障害を中心に適切な手術を幅広く行っています。また、脊椎脊髄センターを設けており、腰椎脊柱管狭窄症・特発性側彎症・腰椎変性すべり症・腰椎分離すべり症・腰椎変性側彎症・腰椎変性後彎症の各種脊柱変形等に対する手術・治療を行っています。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) | 188 | 0.23 | 0.75 | - | 76.56 | |
K2822 | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない場合) | - | - | - | - | - | |
K234 | 眼窩内腫瘍摘出術(表在性) | - | - | - | - | - | |
白内障に対する水晶体再建術を主としています。片眼の入院期間は日帰り・1泊と短期の退院で行っています。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) | 21 | 2.43 | 2.05 | - | 59.10 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 16 | 1.75 | 6.38 | 0.04 | 72.50 | |
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) | 16 | 1.75 | 6.00 | - | 77.69 | |
K841-21 | 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの) | 11 | 1.00 | 6.55 | - | 72.91 | |
K7981 | 膀胱結石、異物摘出術(経尿道的手術) | - | - | - | - | - |
前立腺癌・尿路悪性腫瘍においての内視鏡手術等を多く実施しています。症状や病態に応じて適切な治療・検査・手術を行えるよう対応しています。
婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) | 30 | 0.97 | 2.97 | - | 33.20 | |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 | 25 | 1.00 | 3.04 | - | 47.88 | |
K872-2 | 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 | 17 | 0.94 | 3.00 | - | 38.94 | |
K872-32 | 子宮内膜ポリープ切除術(その他のもの) | 10 | 0.00 | 1.00 | - | 38.70 | |
K865-2 | 腹腔鏡下仙骨腟固定術 | - | - | - | - | - |
身体に負担の少ない腹腔鏡手術を主に実施しています。子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣のう腫・骨盤臓器脱など良性疾患の治療を行っています。
耳鼻咽喉科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 15 | 1.13 | 3.60 | - | 65.27 | |
K4631 | 甲状腺悪性腫瘍手術(切除)(頸部外側区域郭清を伴わないもの) | - | - | - | - | - | |
K344 | 経鼻腔的翼突管神経切除術 | - | - | - | - | - | |
K4001 | 喉頭形成手術(人工形成材料挿置術) | - | - | - | - | - | |
K4571 | 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) | - | - | - | - | - |
耳・鼻・口・のど・頭頸部の疾患の手術を行っています。症状や病態に応じて適切な治療・検査・手術を行えるよう対応しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 5 | 0.09 |
異なる | 17 | 0.31 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 8 | 0.15 |
異なる | 9 | 0.17 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 19 | 0.35 |
異なる | 3 | 0.07 |
播種性血管内凝固症候群(DIC)は肺炎や感染症の疾患から合併して発症しており、敗血症・真菌感染症等も肺炎、尿路感染症などの感染・炎症から合併して発症するケースが見られます。手術や処置後の合併症としては、感染・縫合不全等、傷からの合併症が多く発症しています。合併症の発症時には早急の対応が必要となります。
更新履歴
- 2021.09.29
- 公開
【定義】2020年4月~2021年3月に当院の一般病棟を退院をされた患者さんを対象に、10歳刻みにて年齢階級別に集計しています。90歳以上は1つの階級として表示しております。DPC算定病棟(一般病棟)に入院された患者さんが対象であり、回復期リハビリ病棟の患者さんは対象外となります。年齢は入院時の年齢です。
【解説】入院患者は70歳代が一番多く、70歳以上が退院患者全体の60%を占めています。地域社会の高齢化を反映していることがわかります。