中国・上海の浦南病院より視察団が来院しました
2017年9月28日(木)、中国・上海の浦南(プーナン)病院より視察団5名が来院しました。視察団は渡邉院長との会見、当院看護師との意見交換会に精力的に臨み、病棟やインターベンションセンターをはじめ院内を見学されました。
来院したのは、中国初の人間ドックを提供するクリニックを開設し、中国国内で先進的な医療を行っている浦南病院の視察団。王澎(ワン ポン)副院長、郭智慧(グォ ヂーフゥイ)看護部長、その他看護師長らの5名。視察の目的は院内における看護師の役割について学ぶためです。
カテーテル室
機械浴室
当院・熊田看護部長による案内のもと、一行は急性期病棟、インターベンションセンターのカテーテル室、回復期病棟、HCU、CCU、放射線治療センター、救急治療センターなど院内全体を2時間ほどかけて視察しました。
汚物処理の方法や管理について熱心に質問したり、ボタン1つで患者さんをお風呂に入れることができる機械浴室で写真撮影したりするなど管理システムや設備について関心を示していました。
意見交換会
視察途中に当院認定看護師との意見交換会が行われました。参加者は感染管理認定看護師の渡邉感染対策室課長、皮膚排泄ケア認定看護師の大垣師長、集中ケア認定看護師の大城さんら3名で、患者さんに対するケアの方法やリスク回避のための対処法などを説明しました。それに対して視察団から質問が飛び交いました。その後、A棟で実施された褥瘡回診の模様も視察しました。
続いて、視察団は渡邉院長とも会見。院長は王副院長と握手を交わしながら「今日はよく来てくれた。今回の経験をぜひ次に生かしてほしい。今後とも良好な関係を築いていきましょう」と訪問を歓迎しました。
また、視察の感想を聞かれ、王副院長は「院内をくまなく見て回ることができてとてもいい経験ができた。ハード面では最新のリニアックが印象的だった。医療スタッフは仕事に対してとても意欲的で素晴らしい。患者さんが利用しやすいように作られた院内レイアウトは(今後の病院づくりの)参考になった」と感想を述べました。
郭看護部長は、「看護師の役割が細かく専門的に分類されている。中国ではまだ全国レベルで資格の統一ができていない状況。今日聞いた話を参考にして院内で専門看護師のシステムづくりに励みたい」と意欲を見せました。
視察団:王澎(ワン ポン)副院長、郭智慧(グォ ヂーフゥイ)看護部長、張建華(ヂャン ジェンファ)看護師長、丁莉華(ディン リーファ)看護師長、瀋一平(シェン イーピン)医療サービス部部長
当院:渡邉貞義院長、熊田市子看護部長
総合東京病院と浦南病院は国際医療提携を締結しており、両院の医師やコメディカルがお互いの病院を訪問するなど定期的に人材交流を図っています。