渡邉貞義院長より年頭のご挨拶

新年 明けましておめでとうございます。

本年も、地域の中核的医療機関としての役割を果たすため、診療科体制の充実、地域の医療機関とのスムーズな連携、有益な情報の発信等を実施して参る所存です。

振り返ってみますと昨年、当院では開業以来最多の6,000台を超える救急車の受入れを行いました。認知症治療において、アルツハイマー病の新規治療薬であるレケンビ®(レカネマブ)診療の開始とそれに伴うアミロイドPET検査も開始を致しました。整形外科では常勤医師を6名体制に増員し変形性膝関節症や変形性股関節症などの診療を積極的に実施し、整形外科領域の患者さんへの対応領域を拡充することができました。また、日本病院機能評価機構における病院機能評価の更新審査の受審を行い、病院としての「質」においても向上心を持って取り組みを進めました。情報の発信においては、年間約50回の市民公開講座を実施し、近隣医療機関の医療従事者向けのセミナーも年間に12回以上行い、地域全体での医療の質の改善にも微力ながら貢献させて頂いているところです。情報の発信だけでなく、地域医療支援病院として地域の有識者から構成する運営協議会も年4回開催し、地域住民の皆さん・行政・近隣医療機関等からの当院へのご意見を拝聴し、より地域のニーズに合わせた医療の提供を心掛けて参りました。

本年は、1月に病床再編を実施し、救急受入れに対応する病棟を立ち上げる一方、地域に不足している回復期リハビリテーション病床を60床増やすことで451床をフル稼働して参ります。今春には手術支援ロボットであるダ・ヴィンチの導入や更なる診療体制の充実も予定しているところです。

本年も引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。


総合東京病院
院長 渡邉貞義

公開日:2025年1月10日 |最終更新日: |カテゴリ:お知らせ