【ご報告】第6回脳心救急カンファレンスが開催されました
2018年7月31日(火)、当院STR東京ホールにて近隣の救急隊をお招きして、脳神経外科医と循環器内科医による脳心救急カンファレンスを開催しました。会場には、野方、練馬、平和台の各消防署より合計30名を超える救急隊員にお越しいただきました。
村松 俊哉 副院長
中野 雅嗣 医師
開会の辞では、当院 副院長・心血管インターベンション治療センター長の村松俊哉医師より、当院が7月より東京都CCUネットワークに加入したことをご案内し、引き続き患者さんを搬送いただけるようご挨拶しました。
一般講演では、当院 循環器内科の羽田 佑 医師が「CCUネットワークで搬送された急性心筋梗塞の一例」と題し、症例の提示を行いました。東京都CCUネットワーク加入によって心筋梗塞の患者の搬送が増えていることを紹介するとともに、急性心筋梗塞について分かりやすく紹介しました。また、緊急カテーテル検査を行うまでの経過や、狭窄の除去を目的とした治療方法としてのバルーン拡張術、ステント留置術について説明しました。
ショートレクチャーでは、循環器内科部長の中野雅嗣医師が登壇。胸痛を生じる疾患を挙げ、患者が訴える症状、症状出現時の変化、心電図変化の特徴などを紹介しました。初期対応としては重篤疾患を予想することが重要で、「患者の症状、聴診、心電図モニター、経皮的酸素濃度で疾患の鑑別ができるようになると思う。どういう疾患かイメージしながら搬送することが大事だ」と述べました。
本山人士 消防司令補
講演後、野方消防署 野方2部第2救急小隊長 の 本山人士消防司令補より、「今日はとても素晴らしいお話を聞くことができた。先生方と顔を合わせながら、これから関係を築いていきたい」とのご挨拶をいただきました。
カンファレンス後は意見交換会が行われ、救急隊の方々と当院医師らが交流を深めました。
多数のご参加をいただき、ありがとうございました