病院指標

医療の質指標

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 10 93 169 198 402 722 925 1861 2010 735

2023年4月~2024年3月に一般病棟を退院された患者さんを対象に、入院時の年齢で10歳刻みの年齢別階級で集計しています。
90歳以上は1つの階級としての表示になります。

全退院患者数は7125人となっており、80歳代が最も多く28%を占めています。
60歳以上の患者さんの割合は70%以上となります。
地域社会の高齢化を反映しているため今後さらに高齢者の増加が見込まれます。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx02xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 経皮的椎体形成術 151 32.86 19.32 5.30 81.97
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 105 34.50 15.70 8.57 73.88
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし 103 16.30 19.94 1.94 70.17
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 94 20.86 9.88 12.77 79.69
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 93 29.28 15.57 12.90 75.06

脳梗塞、脳出血などの急性期脳卒中、脊髄疾患、脳腫瘍などの疾患を中心に治療を行っています。
脊髄疾患に対する手術療法、脳卒中に対する薬物療法・カテーテル治療が中心になります。
リハビリテーション科と連携し術後早期リハビリを行い、早期退院に努めています。
急性期後に回復期リハビリテーション病棟へ転棟し一貫した治療を行っているため平均在院日数が長く出ています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 47 4.17 4.55 0.00 71.06
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 28 4.82 5.98 0.00 56.21
060335xx02000x 胆嚢炎等腹腔鏡下胆嚢摘出術等(手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし) 26 8.58 6.87 0.00 66.27
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 25 2.08 2.61 0.00 70.60
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 22 20.23 15.12 0.00 75.73

鼠径ヘルニア、胆のう結石、虫垂炎、大腸ポリープや腺腫などの良性疾患から大腸がん、胃がんなどの消化器系悪性疾患まで一般・消化器外科領域全ての疾患に対応しています。
悪性疾患に対しては消化器内科と連携しながら内視鏡的診断を積極的に行うことで早期発見に努め、内視鏡治療が困難な場合は体に負担の少ない腹腔鏡手術を積極的に行っています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 150 49.57 25.50 18.67 84.93
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)腱縫合術等 42 8.36 13.04 0.00 32.50
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 定義副傷病なし 24 3.88 5.23 4.17 50.50
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 23 10.00 14.00 8.70 60.17
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 23 3.57 4.76 4.35 67.87

大腿骨・前腕の骨折などの四肢の外傷や、変形性膝関節症などの変性疾患を対象疾患としています。
手術療法を行い、術後は早期からリハビリを開始して離床をすすめています。
股関節・大腿近位の骨折などについては、急性期後に回復期リハビリテーション病棟へ転棟し一貫した治療を行っているため平均在院日数が長く出ています。

形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140140xxxxxxxx 口蓋・口唇先天性疾患 63 8.03 8.63 0.00 34.51
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 33 2.03 2.82 0.00 74.58
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし 15 4.53 4.28 0.00 53.67
160200xx02000x 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14 10.36 4.63 0.00 47.14
160200xx02001x 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 11 6.73 6.30 0.00 58.73

口唇裂・口蓋裂などの先天異常疾患から加齢性眼瞼下垂、腫瘍、顔面外傷などの治療を行っています。
年齢、疾患ともに対象が幅広いことが特徴としてあげられます。

呼吸器外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 30 10.70 9.54 3.33 43.20
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 28 6.82 9.89 0.00 74.71
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 8.84

気胸、肺がん等の悪性腫瘍、肺良性腫瘍を対象疾患としています。
術後早期からリハビリを行い早期退院をめざしています。

患者数が10件未満の症例はハイフン「-」で表示しています。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 261 3.77 4.26 0.00 72.21
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 154 2.51 3.05 0.00 73.14
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 125 16.80 17.38 5.60 84.50
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 124 7.35 5.21 4.84 78.19
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 113 5.32 4.57 0.00 69.77

急性・慢性心不全、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、不整脈、閉塞性動脈硬化症などの様々な心疾患や血管疾患を対象としています。
心臓カテーテル検査を積極的に行い、早期発見・早期治療に努めています。
また、予定入院のほかに救急患者の対応も行っています。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 345 2.27 2.61 0.00 68.80
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 73 9.07 8.75 6.85 74.32
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 36 5.22 7.58 0.00 66.33
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 34 16.97 20.60 20.59 89.79
060035xx04xxxx 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 30 6.47 6.45 0.00 70.87

大腸ポリープが入院患者の約3割を占めており、そのほかには胆管結石、憩室炎、炎症性腸疾患、胃潰瘍などの疾患が中心になっています。
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術を積極的に行い癌の早期発見に取り組んでいます。
そのほかに内視鏡的胆道ステント留置術など内視鏡治療を多数実施しています。

糖尿病・代謝内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) 手術・処置等21あり 76 12.58 13.99 1.32 63.95
100380xxxxxxxx 体液量減少症 41 13.85 10.60 12.20 84.39
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 19 14.58 10.25 15.79 83.74
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 19 18.32 20.60 10.53 87.05

糖尿病や甲状腺・副腎などの内分泌疾患を対象疾患としています。
2型糖尿病に対するインスリン療法による血糖コントロールを中心に眼科・循環器内科など関係各科と連携して治療を行っています。

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 19 27.95 18.65 21.05 79.95
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 16 30.00 20.60 18.75 88.06
040150xx99x0xx 肺・縦隔の感染、腫瘍形成 手術なし 手術・処置等2なし 10 29.80 22.55 20.00 76.80

間質性肺炎、肺がん、呼吸器感染症など疾患は多岐にわたっています。
肺がんなどの悪性腫瘍に対しては呼吸器外科、放射線治療科と連携を取りながら治療を行っています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 40 2.68 2.44 0.00 74.40
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 28 5.79 6.85 0.00 73.54
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 23 3.22 5.22 0.00 60.83
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 18 5.83 7.75 0.00 73.17
11013xxx04xxxx 下部尿路疾患 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術等 10 4.00 5.09 0.00 76.30

前立腺、腎臓、膀胱、精巣などに発生した腫瘍や尿管結石などを対象疾患としています。
手術治療、放射線療法、薬物療法に加え、前立腺生検、PET-CTによる病期評価など幅広い診療を行っています。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 406 1.79 2.54 0.00 77.43
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり片眼 4.82
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 2.82

白内障や正常眼圧緑内障を中心に治療を行っています。白内障手術については原則1泊2日で入院、片眼手術を実施しています。

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耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 17 5.35 6.02 0.00 63.94
030340xxxxxxxx 血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> 5.27
030150xx97xxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 6.75

耳・鼻・のどの病気について耳鼻咽喉科領域一般の外来診療はもちろん、甲状腺や唾液腺など頭頸部の腫瘍に関しても専門的な診療を行っています。

患者数が10件未満の症例はハイフン「-」で表示しています。

リハビリテーション科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010069xx99000x 脳卒中の続発症 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 59 14.92 10.61 0.00 64.31
010060x2990211 脳梗塞(脳卒中発症3日以内、かつ、JCS10未満)手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病1あり発症前RankinScale0、1又は2 17.61

脳卒中後遺症を対象に適応基準を満たした患者さんにTMS(経頭蓋磁気刺激)治療を行っています。入院期間は約2週間となっています。

患者数が10件未満の症例はハイフン「-」で表示しています。

綜合診療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 10 27.40 20.60 10.00 88.20
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 13.52

内科的疾患全般に診療医・指導医が連携し、定期的なカンファランスを行っております。疾患を個々にとらえるのではなく、全人的な観点から最良の解決法を選択できるように努めています。

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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 18 1 2 4 8 27 1 8
大腸癌 6 23 11 14 14 56 1 8
乳癌 3 6 3 1 1 16 1 8
肺癌 13 1 5 15 5 49 1 8
肝癌 1 0 2 1 1 6 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

2023年4月~2024年3月に退院された患者さんを対象に、延患者数で集計しています。

大腸癌が最も多く、次に肺癌、胃癌となります。
手術・化学療法・放射線療法・動脈塞栓療法など病期によってさまざまな治療を行っています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 51 17.61 79.75
重症 29 19.93 87.52
超重症 13 32.77 85.08
不明

2023年4月~2024年3月に一般病棟を退院した18歳以上の患者さんを対象にしています。
市中肺炎とは普段の生活の中で発症した肺炎を指します。重症度は重症度分類システム(A-DROPスコア)を用いています。
【参考】 A-DROPスコア
A:男性70歳以上、女性75歳以上
D:BUN21mg/dL以上または脱水あり
R:酸素飽和度90%以下
O:意識障害(肺炎に由来する)
P:血圧(収縮期)90mmHg以下

重症度に伴い平均年齢は高く、平均在院日数は長くなっています。

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- 439 44.03 77.54 17.31

2023年4月~2024年3月に一般病棟を退院された脳梗塞の患者数を集計しています。

発症日から3日以内の急性期脳梗塞が90%以上を占めています。
早期MRIを行い治療方針を迅速に判断し、t-PA、カテーテルによる血管内治療など適切な治療を行えるように努めています。
また、入院翌日から急性期リハビリテーションを開始し早期離床を目指すとともに、脳梗塞の原因として多くあげられる循環器疾患に対して
循環器内科、心臓血管外科と連携して治療を行っています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K142-4 経皮的椎体形成術 176 7.27 30.39 6.25 81.74
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 105 4.04 30.79 3.81 50.20
K1424 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方後方同時固定 95 1.34 17.59 2.11 71.29
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 84 3.05 21.69 11.90 81.76
K128 脊椎、骨盤内異物(挿入物)除去術 62 1.23 3.32 0.00 66.84

腰椎骨折・胸椎骨折・脊椎すべり症・脊柱管狭窄症など脊椎脊髄疾患に対する手術が上位を占めています。
髄膜腫、聴神経腫瘍、下垂体腫瘍、頭蓋咽頭腫などの良性腫瘍に対しての手術も行っています。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 56 0.70 5.32 0.00 61.29
K6335 鼠径ヘルニア手術 26 1.38 2.27 0.00 74.58
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 24 0.21 1.25 0.00 71.75
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 22 0.91 1.68 0.00 66.77
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 20 0.25 3.30 0.00 48.25

胆のう結石や虫垂炎、鼠径ヘルニア、大腸癌に対する手術を多く行っています。
予定・緊急手術で腹腔鏡手術を積極的に取り入れています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 103 3.73 36.10 16.50 80.58
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 88 5.39 46.56 13.64 83.47
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 47 1.98 8.45 10.64 60.47
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 33 4.18 37.88 6.06 76.06
K0463 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他 27 1.48 9.07 0.00 54.44

高齢の患者さんに多く見られる大腿骨骨折に対する骨折観血的手術、人工骨頭挿入術が上位となっています。

形成外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4262 口唇裂形成手術(口唇裂鼻形成を伴う)(片側) 41 0.98 6.15 0.00 34.10
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 27 0.04 1.04 0.00 75.11
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹)

口唇裂形成手術が上位にとなっています。続発性の眼瞼下垂手術、顔面外傷に伴う鼻骨骨折整復固定術や腫瘍摘出術も多く行っています。

患者数が10件未満の症例はハイフン「-」で表示しています。

呼吸器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 腹腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 26 3.04 5.23 0.00 43.23
K514-21 腹腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)
K514-22 腹腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除)

胸腔鏡手術を行うことで患者さんの負担の少ない治療を行っています。
高齢・合併疾患がある方などリスクの高い患者さんに対しても胸腔鏡手術を行うことで対応しています。

患者数が10件未満の症例はハイフン「-」で表示しています。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 232 1.81 2.72 0.43 72.44
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 162 6.28 9.07 9.26 78.38
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 97 3.05 2.66 0.00 70.81
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 41 0.02 12.15 0.00 70.27
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 36 3.58 11.06 5.56 83.25

経皮的冠動脈ステント留置術が循環器内科の手術の3割を占めており、下肢閉塞性動脈硬化症に対する四肢の血管拡張術・血栓除去術も多く行っています。
予定手術のほかに夜間や休日の緊急手術にも対応しています。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 326 0.42 1.06 0.00 69.81
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 50 2.06 9.08 10.00 78.86
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 34 0.91 4.62 0.00 71.03
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) 26 0.92 4.38 0.00 61.96
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 20 1.60 3.40 5.00 67.20

内視鏡治療が可能な早期胃がん、大腸がん、食道がんに対して内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術を多く行っています。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 29 0.86 4.38 0.00 73.62
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 24 1.00 2.33 0.00 59.21
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 18 0.61 4.39 5.56 72.56
K841-22 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ツリウムレーザーを用いるもの) 16 0.88 4.00 0.00 72.56
K7981 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術 10 0.70 2.30 0.00 76.30

膀胱癌に対して経尿道的に内視鏡を挿入し切除を行う膀胱悪性腫瘍手術を多く行っています。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 405 0.00 0.79 0.00 77.50
K2172 眼瞼内反症手術(皮膚切開法)
K2193 眼瞼下垂症手術(その他)

白内障や正常眼圧緑内障を中心に治療を行っております。白内障に対する水晶体再建術は原則1泊2日で入院をしていただき、片眼手術を実施しています。合併症もなく予定通り退院しています。

患者数が10件未満の症例はハイフン「-」で表示しています。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 15 0.93 3.40 0.00 64.40
K344 経鼻腔的翼突管神経切除術
K4001 喉頭形成手術 人工形成材料挿置術、軟骨片挿置術

耳・鼻・のどの病気について耳鼻咽喉科領域一般の外来診療はもちろん、甲状腺や唾液腺など頭頸部の腫瘍に関して専門的な診療を行っております。幅広い疾患、手術にも対応でき、唾液腺腫瘍や甲状腺腫瘍に対する切除術はもとより、咽喉頭腫瘍手術、内視鏡下鼻内手術(鼻中隔彎曲症、副鼻腔炎)も積極的に行っております。症状や病態に応じて適切な治療・検査・手術を行えるよう対応しております。

患者数が10件未満の症例はハイフン「-」で表示しています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 4 0.06
異なる 7 0.10
180010 敗血症 同一 9 0.13
異なる 7 0.10
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.00
異なる 0 0.00
180040 手術・処置等の合併症 同一 40 0.56
異なる 1 0.01

播種性血管内凝固症候群(DIC)は肺炎や感染症の疾患から合併して発症。敗血症・真菌感染症なども肺炎、尿路感染症などの感染・炎症から合併して発症。手術や処置後の合併症は術後の創部感染・縫合不全などの傷からが多く、入院契機同一では、術後退院してからの再入院での症例が多くみられます。当院では、術後の合併症に関しては細心の注意を払い管理をおこなっています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症の
リスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の
手術を施行した患者の
肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1259 930 73.87%

周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。
当院では予防スクリーニング票を使用し、リスクレベルに応じた予防対策を実施しております。

血液培養2セット実施率

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
104 67 64.42%

血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。本指標は、血液培養を行う際に2セット以上の検査が実施された割合を示しています。
当院ではシステム変更により2024年3月度分より同データを抽出できるようになったため、当データは2024年3月度1ヶ月分のみ表記しております。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
478 445 93.10%

近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。 不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team: AST)を組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。

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