精神科
精神科について
みんなが自分にあることを知っているのに「ここにあるよ」と指し示せないもの、それが「こころ」です。そして「こころ」はだれでも不調になることがあります。そんな、みえないこころの不調を取り扱うのが精神科です。
生い立ちも環境も異なり顔も人それぞれであるように、こころの不調では病名が同じでも人によって症状は異なります。反対に、同じ症状があっても全く別の病気だった、といったことも珍しくありません。このように、専門的な視点によるお診たてが必要な領域です。
また、お診たてする中でのやり取り自体が治療的に働くという面もあり、特に温かくこころある対応を旨としています。
精神科で診る病気(不調)の例
- 抑うつ障害群
- 双極性障害群
- 不安症群/強迫症
- 心的外傷PTSD
- 適応障害
- 統合失調症スペクトラム障害
- 神経発達症
- 身体症状症群
- 認知症
診療の特色
初診は生い立ちから考え方、環境面など多岐にわたる側面からお診立てするため30分ほど時間をいただきます。そのため予約人数に限りがあり受診をお待たせしてしまう状況となりご迷惑をおかけしております。
検査は総合病院の強みを生かしてスムーズに行えるため、身体疾患が原因であっても速やかに判断できる環境です。治療面では、適切な薬物療法、職場や家庭の環境調整、考え方のクセを和らげたり身体や呼吸を使って不快な感情から離れる方法など多様な手法を組み合わせますが、ご本人のお気持ちを尊重しながら専門的立場からご提案し、双方で作り上げる診療を目指しています。
入院が必要な場合、当院には精神科病床がないためご希望に沿った医療機関をご紹介しております。小児の専門外来は設置しておりませんがまずお電話でご相談ください。
上記の外来診療に加え、身体疾患で入院中に精神不調が見られた際は「精神科リエゾン専門医」として適切な身体治療が行えるよう併診し、心身両面のサポートを行っています。
精神科で診られる症状
以下のような症状が長引き、日常生活に大きな支障をきたしているときは受診をご検討ください。また、本人は気にしていなくても周囲が異変に気付いて受診を促す場合もあります。
- 落ち込みを超えた沈んだ感じ
- 何をするにも気力が出ない
- イライラする、些細なことで怒りっぽくなる
- 理由もないのに不安な気持ちになる、いつも胸がざわざわする
- 突然胸がドキドキし、息苦しい発作がおこる
- 何度も確かめないと気がすまない
- 誰もいないのに、人の声や音楽が聞こえる
- 誰かが自分の悪口を言っている
- 音に敏感で集中できない、複数のことを行えない
(周囲が気づく変化)
- ぶつぶつ独り言を言う、話しかけても反応しない
- 夜寝ていないようでごそごそ動いている
スタッフ紹介
林田 君枝 医長 |
専門としている領域
専門医・指導医
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診療時間
- ※印は予約診療です。前日までに予約・相談ダイヤル(0570-00-3387)よりご予約ください。
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