骨盤底リハビリ外来
診療案内
骨盤底リハビリ外来では、骨盤底筋群の筋力低下が原因で起こる症状(尿漏れ・骨盤内臓器脱など)に対するリハビリテーションを実施します。肛門や膣をご自身でコントロールし、動かす練習を2~3ヶ月継続して行うことで、約7割の方に効果が出るといわれています。
プライバシーにも十分配慮し、女性理学療法士がお一人お一人に合ったトレーニング方法を個室にて指導させていただきます。
対象疾患
受診の流れ
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尿もれや頻尿など
気になる症状がある -
外来予約時、
骨盤底リハビリ外来希望の旨お伝えください -
受診時、医師に
骨盤底リハビリ外来についてご相談ください
骨盤底筋とは
骨盤底筋とは、骨盤の底部にあり、いくつかの薄い筋肉が重なり合っている筋肉群のことです。
正式には「骨盤底筋群」と呼ばれています。
骨盤底筋群の役割
1. 骨盤内の臓器を支持する働き
骨盤底筋群は、骨盤の底でハンモック上になっていて、その上に子宮・膀胱・直腸がのっています。それらの臓器を支えるために、靭帯・筋膜・筋肉が縁の下の力持ちのように働いています。
2. 排尿・排便禁制の機能
尿道・肛門などの排泄口を開閉する働きがあります。
3. からだの安定性
常に行っている呼吸は、骨盤底筋群と深い関係性があります。
息を吸うと横隔膜は下に動き、骨盤底筋群も下方に下がります。息を吐くときには、横隔膜は上に上がり、骨盤底筋群も頭側にあがります。このように横隔膜と骨盤底筋群は強調して働き、腹圧を一定に保っています。
おなかの横にある筋肉・背中の後ろにある筋肉と横隔膜と共同して姿勢を保つ役割を担っており、さらに骨盤底筋群がバランスよく適切に収縮することで骨盤の安定化に働いています。
骨盤底筋群が働きにくくなると?
骨盤底筋群が鍛えられることなく、緩んだり、縮んだりした状態が続くと、便秘・便漏れ・尿漏れ・疼痛など様々な症状が出やすくなります。
緩んで固まった状態
女性は、骨盤が大きく尿道・肛門の他に膣があること、重力の影響を受けやすいこと、筋肉量が男性に比べて少ないこと、出産というライフステージがあることから、男性に比べて骨盤底筋群が緩みやすいといわれています。
症状が悪化すると、子宮・直腸が外に出てきてしまう骨盤臓器脱を引き起こします。また、尿漏れが起こりやすいのもこのタイプです。
縮んで固まった状態
骨盤底筋群は筋肉なので、動かさない状態が続くと縮んでしまいます。
骨盤底筋群の萎縮がひどくなると、骨盤の周囲や骨盤内の痛みが出てくることがあります。
骨盤底筋群を鍛えるメリット
骨盤底筋群を鍛えると、骨盤底全体を上下させることができるようになり、排泄に関するトラブルの予防や改善につながります。
女性だけでなく男性もまた、加齢に伴って弱まる骨盤底筋を鍛えることで、尿漏れ・頻尿・便失禁などのトラブルを改善することができ、安定したからだ作りを行うことができます。
また、現在はこのような症状を自覚していない女性の方でも、ライフステージによって変化するからだを予防的にケアすることができます。
動画配信
骨盤底筋の仕組みやトレーニング方法など、わかりやすく解説します。
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尿もれ予防・改善に役立つ骨盤底筋体操① 骨盤底筋について知ろう!
杉山 春美(リハビリテーション科・理学療法士)
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尿もれ予防・改善に役立つ骨盤底筋体操② 実践編杉山 春美(リハビリテーション科・理学療法士)
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診療時間
月、金午後
費用:3,300円(税込)※自費診療となります。