口腔癌センター
口腔癌センターについて
当センターは、口腔がんの診断、治療、さらに治療後のリハビリテーションを総合的に行うことを目的に2014年4月に開設されました。センターでは専門医が単なる治療成績の向上のみならず、整容や機能面にも配慮しつつ、高度先進的かつ全人的治療を提供します。
口腔がんとは
現在、わが国では年間約7~8,000名の人が口腔がんに罹患しています。
口腔がんは発生した部位により、口唇がん、舌がん、歯肉がん、口腔底がん、頬粘膜がん、硬口蓋がんに分類されています。わが国では、口腔がんの約半数は舌に発生し、次いで歯肉、口腔底、頬粘膜に多く発生しています。病理組織学的には口腔がんの90%以上が扁平上皮癌からなり、残りは唾液腺に由来するがんや肉腫です。
早期の口腔がん(ステージⅠ、Ⅱ)では手術や放射線の単独治療が行われ、良好な治療成績が得られます。一方、進行がん(ステージⅢ、Ⅳ)では、治療成績と治療後の機能障害の軽減をはかるために、手術療法、放射線療法、化学療法をさまざまに組み合わせた集学的治療が行われます。
当センターで扱う疾患
- 口唇がん
- 舌がん
- 口腔底がん
- 上顎歯肉がん
- 下顎歯肉がん
- 頬粘膜がん
- 硬口蓋がん
- 顎下腺がんなどの唾液腺がん
上記の口腔がん、唾液腺がんの他にも、口腔の前癌病変(白板症、紅板症など)や良性腫瘍も治療対象としています。
スタッフ紹介
瀬戸 晥一 非常勤医師 |
主な経歴
専門としている領域
専門医・指導医
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