2018年3月5日(月)、新宿・京王プラザホテル南館4階扇の間において、『経営者のための最新医療セミナー』が開催されました。同セミナーは、南東北グループの会員制健康クラブを運営する
メディコンパスクラブ
が主催したもので、当院でのサービス開始を記念して催されました。
当日は天候不良にも関わらず70名近いご参加をいただき、皆様熱心に講演をお聴きいただきました。
まずはじめに渡邉貞義院長が登壇し、最新のドローン映像などを交えながら、南東北グループや当院の概要を紹介。その後、「認知症や脳卒中から逃れるヒント~ボケない元気な脳を目指す~」をテーマに講演を行いました。認知症となる原因疾患のなかでも、正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫は適切な治療をすれば治る見込みがあることを紹介し、認知症が疑われる場合でも希望を持ち続けるよう呼びかけました。
続いて、伊藤康信院長代行は、『脊椎圧迫骨折と最新の低侵襲手術』について講演を行いました。脊椎圧迫骨折は骨が脆くなることが大きな原因ですが、一度骨折すると再発する可能性が高いため、骨粗鬆症の治療が最も重要であることを説明しました。腹腔鏡を使った身体の負担が少ないBKP手術については、X線による透視動画で紹介しました。
村松俊哉副院長は、『恐ろしい心臓病 ~切らずに治す心臓カテーテル治療~』と題した講演を行いました。心臓病の中でも心筋梗塞は発症後に突然死する確率が高く、50代半ばの男性には特に注意を呼びかけました。カテーテルについての講演は、治療の歴史から現在当院で行っている治療動画の披露まで、充実の内容となりました。カテーテルは今後、高血圧の治療にも活用されることが期待されています。
その後行われた懇親会には、当院から保阪善昭医師(形成外科・美容外科センター長)と菅原崇医師(消化器内科 科長)も出席。保阪医師のご挨拶では、「形成外科は見た目を良くするのが仕事。やけどや再建手術、美容をはじめ幅広くやっている」と診療内容を紹介。続いて菅原医師は、当院でも力を入れているPET-CT検査に触れながら「PET検診ではどうしても胃の検診が甘くなってしまう。内視鏡の検査をおすすめします」と、それぞれ特徴のある検査を紹介し、気になる症状・目的に合わせた検診を受けていただけるようご紹介しました。
懇親会では、参加者らと活発な意見交換がなされました。
お足元の悪い中、足をお運びいただいた皆様には感謝申し上げます。今後も当院の取り組みにご期待ください。