会場風景
2017年7月25日、院内外の医師が総合東京病院のSTRホールに一堂に会し、呼吸器連携の会が開催されました。呼吸器を専門に扱う総勢20名ほどの医師が参集し、症例検討会や懇親会が行われ、活発な意見交換が行われました。
呼吸器連携の会は昨年の2016年10月に続き今回で2回目。中野区の開業医との情報共有、医療連携強化を目的に定期的に行われています。
当院院長の渡邉貞義による開会の辞を皮切りに2つの講演が行われました。
開会の辞 渡邉貞義医師(総合東京病院院長)
座長 小田 誠医師(総合東京病院呼吸器外科統括部長)
亀山伸久医師(総合東京病院呼吸器内科医長)
症例検討会では、座長を小田 誠医師(総合東京病院呼吸器外科統括部長)が務め、亀山伸久医師(総合東京病院呼吸器内科医長)が「当院の結核診療の現状」をテーマに講演を行いました。
肺結核の罹患率は東京都のなかでも中野区は高く、ありふれた呼吸器感染症である。その発症には注意を払う必要があると注意を喚起しました。
「長引く咳嗽の他、改善しない肺炎や胸部異常陰影などがあれば、一度当科までご紹介ください」と締めくくりました。
特別講演座長 宮地敦子医師(宮地内科医院副院長)
図6 橋本 修医師(日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野主任教授)
続いて、宮地敦子医師(宮地内科医院副院長)を座長に、橋本 修医師(日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野主任教授)による「ありふれた呼吸器症状の診方~咳・喘息の診断と治療も含めて~」と題した特別講演が行われました。喘息やマイコプラズマ肺炎などの診断時のポイントなどを示し、呼吸器疾患の見分け方を細かく紹介しました。咳嗽の初期診断では胸部X線上の異常の有無を確認することが重要だと説明しました。
小田 誠医師が閉会の挨拶を行った後に、懇親会が行われました。自由闊達な意見交換が行われ、大いに盛り上がりました。
閉会の辞 小田 誠医師(総合東京病院院長呼吸器外科統括部長)