2018年10月14日(日)、中野区の明治大学中野キャンパス低層棟5Fホールにおいて、「がんの早期発見と先進医療」をテーマに市民公開講座を開催しました。
特別講師には俳優の村野武範さんを迎え、会場に集まった200名以上の参加者を前に自身のがん治療の体験について講演いただきました。
渡邉貞義 院長
最初の講演では、当院の渡邉貞義院長より「がんの早期発見・早期医療」をテーマとして、PET-CTが早期がんの発見に有用であること、早期の治療によって予後が良くなることを紹介しました。
村野武範さんによる特別講演では、自身が主演し人気を博した学園ドラマ「飛び出せ!青春」の頃のエピソードや、2015年に中咽頭がんが見つかった経緯や治療について紹介しました。がんの治療後、飲酒と喫煙を止めたり、歌を歌ってストレスを溜めないようにするなど、自分の身体を気遣うようになったと、心境の変化について語りました。
村野武範さん
また、ご自身の経験から、セカンドオピニオンをもっと活用して自分にあった治療法を見つけてほしい、と参加者に呼びかけました。
最後に、村上昌雄先生(南東北がん陽子線治療センター)が登壇。同センターで行っている陽子線と、化学療法を併用して行う治療法と陽子線治療単体の治療成績を比較して紹介し、併用療法の有用性について紹介しました。また、各部位のがんごとに治療方法や治療成績についても報告しました。
会場は多くの方々にお越しいただき、質疑応答では講師陣にたくさんの質問も投げかけられました。
村上昌雄先生
ご来場いただきました方々、誠にありがとうございました。
次回は、12月に「がんの早期発見と先進医療」の市民公開講座を予定しております。
皆さまのご参加をお待ちしております。